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推薦文

50

食の堕落と日本人

 

小泉武夫著

 

東洋経済新報社

22-23

現代日本人が切れやすくなった原因の一つとして、もう一つ見逃せないのが微量栄養成分ミネラル(無機物)の不足である。

昭和三十年代までは、米をはじめとして野菜、果物など、水田や畑でつくられるものには、肥料としてほとんどすべて堆肥が使われていた。堆肥というのは、生ゴミや落ち葉、稲藁などを、土壌微生物の力を借りて発効させ、肥沃な土としたものである。この堆肥こそが農作物に含まれるミネラルのもとであった。とくに、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛といった、生体を維持するのにきわめて重要なミネラルが堆肥に多量に含まれているからで、農作物はその豊富なミネラル類を吸収しそれを日本人は食べてきた。

49

取り残される日本の教育 

 

尾木直樹著 

 

講談社α新書

62-63

たとえばフィンランドの教育で追及されている「平等主義」は、すべての子どもが“等しく理解すること”であり、“等しい指導を受けること”ではありません。日本の教育が、「指導を提供する」ところまでしか責任を負わないのに対し、フィンランドの教育は、「指導を提供して子どもが理解する」ところまでを保証しています。

(中略)ですから、クラスに“落ちこぼれ”をつくらないということを徹底しているのです。

48

知ってはいけない2

 

矢部宏治著

 

講談社現代新書

215

日米防衛協力小委員会における第一次、・第二次・第三次ガイドラインの作成と、安保関連法の成立(二〇一五年九月)によって、ついに、

「米軍が自衛隊を指揮して、世界中で戦争をするための法的な条件と環境」

がすべて整うことになったわけです。

47

なじょすべ-詩と写真でつづる3.11

 

山本宗補写真

関久雄詩

 

彩流社

当事者にしか書けない、福島原発事故の真実。痛ましい写真を直視してください。そうして、自分に何ができるか、考えてみてください。一人一人、やるべきことが必ずあると思います。

46

一汁一菜でよいという提案

 

土井善晴著

 

グラフィック社

187

日本には大自然と人間の間に断絶するものがありません。だから、大昔の縄文の人の心と同じものが残っているのです。大昔も今もこの孤島には、自然と人間は平衡しています。ゆえに、古いもの、中くらいのもの、新しいものも一緒にして、今に生かせるのです。

料理することは生きることです。大昔も今も、料理することで、大自然に直接触れているのだと信じるのです。

45

フェイルセイフ神話の崩壊

 

武谷 三男著

 

葛Z術と人間

 

149

僕がいつもいっているのは現代は原水爆時代であるということです。つまり核兵器と原発は一卵性双生児だということ。(中略)だいたい兵器は危ないものなんですから、その副産物としてできるものが初めから安全であるはずがないんです。哲学が違うんですから。でも、それを克服できなければ、人類は何年か後に絶滅するだろうというのが僕の結論です。それに軍事的なものや利潤経済には必ず秘密があるから、完全な民主主義ではないということもあります。

44

ヘレンケラーはどう教育されたか−サリバン先生の記録―

 

サリバン著

 

明治図書刊

 

122

はじめの間は、彼らが自然の中に大きな喜びを見出すように指導しよう。彼らを野にかけさせ、動物について学ばせ、真実を観察させよう。子どもたちは、正しい情況のもとではもとでは自分自身を教育するのである。彼らは教授よりも指導と思いやりをより多く求めている。

43

競争原理を超えて

 

遠山啓著

 

太郎次郎社

130

人間の社会には数多くの序列もしくは差別が存在している。たとえば、まず貴賤の差別・貧富の差別など、その最大のものである。これらに対して賢愚の序列または差別が新しく登場してきた。(中略)

この差別もしくは序列化は、人間同士のあいだをひきさいている。そして、ひとりひとりの人間の自信喪失を生み出している。

42

がんの正体がわかった!

 

小林常雄著

 

創藝社

137

レーガン大統領の時代には、「日米協力してがん死を半分に減少させよう」とう日米の共同声明を1983年に出しました。レーガン大統領は現職中に3回もがんを経験しているので、まじめにがん対策を実行しました。しかし、中曽根首相は不真面目で、既得権を守るだけでがん死の増大に関心がなかったために、私との対談を断りました。

もしも対談をしてくれていたら・・・TMCA検診を採用してくれていれば、今頃、米国よりもがん死は激減していたでしょう。

41

原発事故はなぜくりかえすのか 

 

高木任三郎著、

 

岩波新書

179

私はかつて、「現代技術の非武装化」という言い方をしたことがあります。(中略)現代技術というのはアクティブで、自然界に対してダイナミックな力をもって介入していくようなところがあります。いったんそれが破綻すれば大事故にもつながるし、戦争の道具にも使われるような強力さを持っています。それに対して、多少作業効率を落してもいいから、もう少しパッシブで平和的で、大きな破綻や事故を招かないで済むようなシステムを取り入れていく方向に技術というものを考えていくことが、本当に安全文化を考えることになるのではないでしょうか。

40

ひとりでいいんです

 

加藤周一著

 

講談社

24

つまり、民主主義には付和雷同の危険性、ムードに流されたり、ナショナリズムと結びついたりする危険性がある。それを防ぐのは、個人主義です。個人主義を内包しない民主主義は、集団主義=画一主義に陥りやすい。私は、知識人の役割は、この個人主義を体現することにあると考えています。

39

地獄の思想

 

梅原猛著

 

中公新書

47

無反省な西洋の権力意思によって世界は統一されたが、その権力意思が歴史の悲劇を招いている現在である。深く、人間そのものの欲望を考え直すべき時代ではないか。人間の欲望そのものに深い反省を加えずに世界の地獄化を救うことができるだろうか。

38

原発危機と東大話法

 

安冨歩著

 

明石書店

257

内部で処理できないものは、外部に垂れ流すか、何のあてもなく内部で溜め込んでいます。その代表格が、放射性廃棄物です。放射性物質を生み出す原子力の利用は、現在においてエネルギーを取り出して、子々孫々に何十万年にわたる苦難を押しつけるという意味で、非倫理的です。それは、槌田敦さんの詩的するように、現在における購買力を生み出して、将来の世代にその償還を押しつける国債と構造的に同じです。

37

ハチドリのひとしずく

 いま、私にできること

 

監修:辻信一

 

光文社

世界各地で自然災害が数多く発生しています。災害の状況を見る度に、地球が壊れてきている事を痛感し、私たち人間の無力さを思います。私たちにできる事は一体どんなことなのでしょう。

「ハチドリのひとしずく」は、南アメリカの先住民に伝わるお話を、辻信一さんが監修したものです。

山火事になった森で、ハチドリはいったい何をしたのでしょうか。

キーワードは、I am only doing what I can do.

お話し以外にも、暮しを見直すヒントがいっぱい詰まっています。

36

忘れられた日本人

 

宮本常一著

 

岩波文庫(ワイド版)

71

まァ百姓というもんはヒネからヒネへくいつなぐのがよい百姓とされた。それだから、一生うまい米を食うことはなかった。そうしないと飢饉年がしのげなかった。

35

天皇種族・池田勇人

 

鬼塚英昭著

 

成甲書房

50

寡頭政治家たちは選挙で選ばれた政治家の力を削ぐために徒党を組んだ。この寡頭政治家のほとんどは長州閥か、長州閥がつくり出した政治家である。平成の世でもこの寡頭政治家たちが日本を支配している。それは保守本流という名を使っている天皇種族たちである。

34

兜n困大国アメリカ 

 

堤未果著

 

岩波新書

155-156

世界におけるGM種子拡大も加速し続けている。初めて商品化された一九九六年に一七〇万ヘクタールだった栽培面積は、二〇一二年には一億七〇〇〇万ヘクタールに達し、空前の一〇〇倍増を記録した。各国の農民たちは、毎年モンサントを筆頭に、世界四大アグリビジネスから種子を買うしか選択肢が与えられていない。トウモロコシや米、大豆といった、人類にとっての主要作物が、たった四社の手に握られているのだ。(本文より)

33

ルポ貧困大国アメリカU 

 

堤未果著

 

岩波新書

152

医療費がこれだけ高い国はどう考えても異常です。カリフォルニア州では医療費請求の二一%が保険会社によって却下されている。一錠の薬を四つに割って節約する高齢者や、仕事を持っているのに突然破産する会社員、過労死や鬱病で倒れてゆく医師や看護婦。これらを生み出した原因はたった一つ、医療を商品にしてしまったことです。(本文より)

32

中央銀行は持ちこたえられるか

 

河村小百合著

 

集英社新書

このままいけば遠くない将来、日銀の政策運営が制御不能になる日が必ず来る。その時、われわれ国民を襲う悲劇的な結末とは!?

恐るべき警告の書。

 

31

怠ける権利!

 

小谷 敏著

 

高文研

怠ける権利!とは何でしょうか。目から鱗の一冊。

30

政府は必ず嘘をつく

 

堤未果著

 

角川SSC新書

本文より

19

政府は嘘をつくものです。ですから歴史は、偽りを理解し、政府が言うことを鵜呑みにせず判断するためにあるのです。ハワード・ジン(歴史学者)

155

資本主義が犯した最大の罪は、人間性を破壊したことです。アルバート・アインシュタイン

185

多国籍企業にとって、カネで手に入らないものなど何もない。目に見えるものも、見えないものも。民間も公共も。ひとつの国家でさえも。

29

スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む

 

ヨーラン・スバネリッド 鈴木賢志編訳

 

新評論(2016/12発売)

訳者あとがきより

 

189

日本では、たとえ大学であっても学校に通っている間は一人前とは見なされません。学校を卒業して、「社会に出て、初めて社会人になる」のです。これに対してスウェーデンでは、基本的に生まれたときから「社会人」なのです。

28

なぜわたしは町民を埼玉へ避難させたのか

 

井戸川克隆著

 

駒草出版(2015/4発売)

前双葉町町長、井戸川さんの証言

文中より

75

そもそも災害救助法を使ったのが良くないのですよ。これは国がずるい。原発事故は災害ではないんですよ。一企業が起こした事故なんです。だから災害救助法が使えるかどうかも議論せずに、災害救助法を適用するのはおかしい。でもその議論を飛ばして適用してしまったわけですから。これは国税の違法な流用ではないでしょうか。

27

ヒロシマの嘘

 

福島菊次郎著

 

現代人文社(2003/7発売)

文中より

282

敵が上陸してきたら敵陣に切り込んで殺し、白兵戦では竹槍で敵の腹部をひと突きにし、鎌、包丁、鉈などで背後から奇襲の一撃を加えて殺す。格闘の場合は鳩尾を突き、睾丸を蹴り上げる。

この通達は、本土決戦に備え大本営が全国の家庭に配布した「国民抗戦必携」からの抜粋である。

26

福島の原発事故をめぐって

 

山本 義隆著

みすず書房(2011/8発売)

帯より

一刻も早く原発依存社会から脱却すべきである―――原発ファシズムの全貌を追い、容認は子孫への犯罪であると説いた「磁力と重力の発見」の著者、書き下ろし。

25

ありのままの私

 

安冨 歩(やすとみあゆみ)著

ぴあ(2015/8発売)

本文より

ただ、以前はどうしても攻撃的な言葉が出てくるのでした。こういうことがおかしい。ああいうことが問題なのだ。そういうことから目を背けることが、問題を複雑にして、解決困難にしている、というスタイルで、問題の隠蔽に参加している人々の言説をとりあげて、そのおかしさと暴力性とを解明することを得意にしていました。

しかし、女性の姿をするようになってから、私はそういう議論をしなくなったのです。そうではなくて、その地域が抱えている「問題」と見えるものこそが「資源」であったり「機会」であったりする、そういうことを伝えようと思うようになりました。隠蔽されているのは、問題なのではなく、自分自身の持つ力なのです。そのことを受け入れるのが勇気である、と思うのです。

24

初期被曝の衝撃 - その被害と全貌

 

山田 國廣著

風媒社(2017/11発売)

膨大なモニタリングポストの測定データから、環境学者の山田先生が、各地の初期被爆量を算出、甲状腺癌の発症との因果関係を証明されています。また、現在でも宙づりの2号機のデブリから、放射性物質が排出されていることを、測定値の周期変化により確認されています。山田先生によると、原発事故の直接の原因は、地震による配管の破断です。あの事故を科学的に問い直している、渾身の労作です!!

23

社会的共通資本

 

宇沢弘文著

岩波新書

カバー推薦文より

ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する―――このことを可能にする装置が「社会的共通資本」である。その考え方や役割を、経済学史のなかで位置づけ、農業、都市、医療、教育といった具体的テーマに即して明示する。混迷の現代を切り拓く展望を説く、著者の思索の結晶。

22

明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕

原田 伊織著

講談社文庫 2017/6/15

 

あとがきより

今、私たちは、長州・薩摩政権の書いた歴史を物差しとして時間軸を引いている。そもそもこの物差しが狂っていることに、いい加減気づくべきであろう。そのためには、幕末動乱以降の出来事をすべてそのまま、飾り立てなく隠すこともなく、正直にテーブルの上に並べてみるべきであろう。

21

いじめのある世界に生きる君たちへ

 

中井久夫著

 

中央公論新社

帯より

 

「いじめ論」の名著が、やさしく読める。

孤立化、無力化、透明化という三段階を経て、いじめは進んでいく。大人もびっくりするぐらい、政治的で、人間を奴隷にしてしまうプロセスです。

20

二重言語国家・日本

 

石川九楊著

NHKブックス

決定版・日本人論の誕生

日本語は、語彙的には中国の漢語と孤島の和語に分裂し、構造的には漢語の詞を和語のテニヲハが支える二重言語である。

19

差別と日本人

 

野中広務

辛 淑玉

対談集

 

角川oneテーマ21

部落とは、在日とは、何故差別は続くのか?

いじめ、差別、日本の社会を考えるヒントが散りばめられています。

18

報道が教えてくれない

アメリカ弱者革命

 

堤未果著

海鳴社

2006428日発行

プロローグより

あまり知られていない事実だけど、世界の富の四分の一を所有するこのアメリカでは、三一〇〇万人の国民が飢えているんだ。(中略)

次にいつ食べものを口にできるか分からない人々は「飢餓人口」として数えられるんだよ。

17

日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

矢部宏治著

集英社インターナショナル

244より抜粋

とくに若い読者の方に聞いていただきたいのですが、七十年つづいた「戦後日本」という国家は、遠からず終焉を迎えます。考えてみてください。首相になった人間が必ず公約と正反対のことをする。すべて社会保障にあてますと約束して増税し、大企業減税を行う。お金がもったいないから、子どもの被曝に見て見ぬふりをする。人類史上最悪の原発事故の責任をだれもとらず、なんの反省もせずに再稼働しようとする。首相の独断で勝手に憲法の解釈を変える。そんな国が、これ以上つづいていくはずがありません。

16

知ってはいけない

隠された日本支配の構造

矢部宏治著

講談社現代新書

 

この国を動かす「本当のルール」とは?

私たちの未来を危うくする「9の掟」正体

なぜ、日本は米国の意向を「拒否」できないのか?

官邸とエリート官僚が国民に知られたくない、最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」とは?

4コママンガでもわかりやすく解説、3分でわかる日本の深層!

15

平和ってなんだろう

足立力也著

岩波ジュニア新書

「軍隊をすてた国」として注目を浴びる国、中米コスタリカ。コスタリカの人々が考える平和とはどのようなものなのだろう?

14

日本人のための平和論

ヨハン・ガルトゥング著

ダイヤモンド社

私は本書で平和を実現するための代替案を提示する。日本が米国に対してとるべき立場について、そして東北アジア諸国−2つのチャイナ、2つのコリア、そしてロシア−との関係改善のために取り得る政策について、代替案を提示する。

これは日本人のための平和論である。

13

「まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙」

甘蔗珠恵子著

地湧社刊

わたしが、原発に対して抱いていたことのすべてが、既にこの本に記されていました。チェルノブイリ原発事故の直後に書かれた本です。その書き出しは、こうです。

『何という悲しい時代を迎えたことでしょう。今まで、自分の子どもたちに、家族に、ごく少量ずつでも、何年か何十年かのちには必ずその効果が現れてくるという毒を、毎日の三度、三度の食事に混ぜて食べさせている母親がいたでしょうか。』

原発はいらない。心底そう思います。わたしにとって、かけがえのない一冊となりました。

12

内部被曝

肥田舜太郎著

扶桑社新書

まえがきより

私は95歳になる内科医です。広島で被ばくして以来67年間、6000人以上の被ばく者と向き合ってきました。その経験から、みなさんにお伝えしておきたいことがあります。それは、放射性物質がもたらす内部被曝の恐ろしさについてです。(中略)

もう、人を不幸にする原発や核兵器はやめにしませんか。原爆の投下と、原発事故を受けた私たち日本人が、世界に先がけて勇気ある一歩を踏み出しませんか。

11

チェルノブイリの祈り 未来の物語

スベトラーナ・アレクシェービッチ著

松本妙子訳

岩波現代文庫

【解説=広河隆一】より

一九八六年の巨大原発事故に遭遇した人々の悲しみと衝撃とは何か。本書は普通の人々が黙してきたことを、被災地での丹念な取材で聞き取る珠玉のドキュメント。

 

はっきり言って重たい本です。次のようなことばが、散りばめられており、その度に立ち止まってしまいました。

チェルノブイリは戦争に輪をかけた戦争です。人にはどこにも救いがない。

「なんで?あんた、いまじゃチェルノブイリ人でしょ。あんたの子どもを生むなんてこわくって!」

――いいか、たくさんの住民が被災したのに、だれも責任をとっていないんだ。

だれも何も理解していなかった。これがいちばん恐ろしいことです。放射能測定員がある数値をいう、新聞に載るのは別の数値だ。

 

10

コスタリカ賛歌

 

児玉房子著

 

ガラス絵作家、児玉房子さんのコスタリカ体験記。軍隊をなくした国コスタリカの魅力が満載の本です。

 

――あとがきより――

コスタリカを知らせることは戦争や武器はこの地上からなくならない、と絶望している人に、人間はやればできるということを事実で気づかせる力があるということを知った。これならわたしがひとりでもできる平和運動だと。その後、東京、大阪、埼玉、仙台、奈良、横浜でコスタリカ展を開いた。

 

9

北朝鮮と日本人

アントニオ猪木 辺真一対談集

角川oneテーマ21

既に28回もの訪朝経験をもつアントニオ猪木氏が、近くて遠い隣国の素顔を垣間見せてくれます。

北朝鮮といえば、その指導者とミサイルの映像位しか知らないのが、大方の日本人ではないでしょうか。それは何故なのか。猪木氏の闘魂がその理由を明かしてくれます。

8

資本主義の終焉と歴史の危機

水野和夫著

集英社新書

カバーより

資本主義の最終局面にいち早く立つ日本。世界史上、極めて稀な長期にわたるゼロ金利が示すものは、資本を投資しても利潤のの出ない資本主義の「死」だ。

 

現代の政治・経済状況をマクロ的に読み解く、警鐘の書だと思います。

7

日本語が世界を平和にするこれだけの理由

金谷武洋著

飛鳥新社

 

帯より

日本人は英語が苦手なのは、日本語がすばらしすぎるから!

私たちが学校で習った日本語は、間違っています!

気鋭の日本語学者が教える「本当の姿」とは?

「ありがとう」と「Thank you.」を比較するだけで日本語の美しさはわかる

日本語と英語では名前の付け方が「正反対」

ジョン・レノンが平和を訴えるようになった理由

 

6

国のために死ぬのはすばらしい?

ダニー・ネフセタイ著

高文研

 

帯より

なぜイスラエルは戦争という手段を捨てられないのか

なぜ日本は脱原発を選択できないのか

元イスラエル空軍兵士だった若者が来日して40年、祖国と日本の平和な未来を築くための思索と活動の記録

 

 

5

ロラン島のエコチャレンジ

ニールセン北村朋子

野草社

サブタイトルには、

デンマーク発、100%自然エネルギーの島とあります。

はじめにより

この本は、北欧の国、デンマークで四番目に大きな島、ロラン島の未来へのチャレンジのお話しです。

4

日本会議の正体

青木 理

平凡社新書

プロローグより

日本会議とはいったいいかなる存在なのか。果たして「日本の最も強力なロビー団体」なのか。「極右」であり、「超国家主義団体」なのか。そして「安倍政権の中枢でますます影響力を強め」ていて、「内閣を牛耳」っているような組織なのか。

その真偽を含め、取材によって日本会議なる組織の実像を描き出し、現代日本におけるその存在の意味と今後を洞察するのが本書の目的である。

3

子どもにつたえる日本国憲法

井上ひさし

絵いわさきちひろ

講談社

はじめにより

二度と武器では戦わない。――――これは途方もない生き方ではないか。勇気のいる生き方ではないか。日本刀をかざして敵陣へ斬り込むより、もっとずっとずっと雄々しい生き方ではないか。度胸もいるし、知恵もいるし、とてもむずかしい生き方ではないか。

2

戦争のつくりかた

りぼん・ぷろじぇくと編

マガジンハウス刊

この絵本ができるまでより抜粋。

2004年4月末、有事法案をわかりやすく解説し、「成立を止めよう」とよびかけるネットワークをつくりました。衆議院で有事7法案と関連3法案が審議されているさなかのことでした。

メーリングリスト内で話し合いを重ね、ちらしや解説を載せたウェブサイトを準備する日々のなかで、5月3日の午後、ひとりのひとの頭に突然うかんだもの。それが、この絵本です。

 

1

図解原発のウソ

小出裕章著

「原発のウソ」取材班編

扶桑社刊

帯より。

●放出されたセシウム137は広島原爆168個分

●福島第一四号機が崩壊すれば首都圏も危ない

●「人体に影響のない被曝」というウソ

●日本の原発は“地震の巣”の上に建っている

●原発を全部止めても、電力は足りる

●廃炉にしても大量に残る「核のゴミ」100万年管理